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2023 m-tech杯 近畿スポーツランドロードレースシリーズ 第1戦

ご報告と御礼4月16日(日曜日)

2023m-tech杯近畿スポーツランドロードレースシリーズ第1戦
全14クラス 132台にて予選および決勝終了いたしましたことをご報告申し上げます。

前日土曜日の雨の影響で、朝一は濡れた状態からのスタートとなり、また、風も常時吹いている難しいコンディションの中の予選、決勝となりました。

また気温も低く、各選手セッティングやコース状況がつかめないようで、予選結果もいつもとは少し違う感じを受けました。
お昼休みには今回初めて冠協賛をしていただきました 株式会社m-tech 松本社長のメカに関するトークショーが開催され、普段のライダートークショーとはまた違い、大変有意義なものとなりました。
決勝はどれも今回は興味深い結果となりました。

74クラス決勝から突如崩れた天候に各選手、いや、会場全体も翻弄される形になり、天候のようにレースも荒れ気味で、赤旗中断も度々おこりました。
中には負傷したライダーもおられ、レースに怪我はつきものとは言え、なにか普段とは違う独特の雰囲気を感じました。
長年続けてきた賞典外制度の変更により各選手のエントリークラスの変更やレースに対する意気込みや目標が変わったことも影響しているのかな?と感じました。
更なる上を目指し、より競争心が芽生えたことはとても素晴らしく周りを熱くさせるメリットがある一方、より真剣勝負になるあまり、接触や転倒も比例して増えるのがレースの性なのですが、それを安全対策・主催者、オフィシャルの判断、そして何よりも選手の皆さんの技術はもちろん、スポーツマンシップ精神や他のライダーに対する尊敬や思いやりが重要と感じました。
判定に関しても、より平等により客観的に多くの情報を集め正しい判断を導くように努めていますが、人間の裁定は常に完璧で正しいことはなく、また人により協議に対する考え方は違うのも当然で、判断をするものは常にだれもが納得するものを目指していますが、中々難しい課題だと感じました。
また、それは時代や世相、人々の考え方の変化により変わるのものだと感じます。

さて、今回特筆すべきはやはり最後のクラスM-GPのまさかの番長!宇野選手がGROM5に乗り換えての初レースに注目が集まりましたが、なんとウォームアップラップでの転倒によるDNS!その部品にのり転倒し、マシンが損傷した鈴木選手の不運! 予選3位の布施川選手が先行逃げ切りの展開は誰も想定外でした。 まだあどけない小学生の濱地選手と鈴木選手との激しいドックファイトが展開され、2人タイムが若干落ちるなかM-GPを初制覇したことに尽きると思います!
初表彰台はもちろん、宇野選手の連勝記録が途絶え、歴代M-GP 7人目(私の記憶)の勝者となりました。 2位に自己最高位を記録した小学生ライダーの濱地柊音!3位の鈴木は悔しい3位となりました。
私個人の感覚ですが、布施川の勝利には何か、普段と違う特別な空気というか・・・風というか・・・・別の不思議な力が働いてるように感じました。
布施川選手本当に凄い! おめでとう!

HRC GROMCUPではレースの匠の技を持つ各選手が鎬を削るトップ争い!
キンスポ最恐のオールラウンダーD吉! 去年のチャンピオン平澤! 幻のチャンピオン桝本!
若手期待のホープ福田! 大会創成期の大ちゃん狗巻! 大人になった牛場! お父さんになった佐野勝人など、素晴らしい役者がハイレベルな素晴らしいレースを魅せてくれましたが、なんとこのクラス初レース、初参加のD吉の勝利には正直脱帽です!

19年目の開幕戦
老体に鞭打ちながら天空まで来てくれる大切な友人の皆様!
ベテランを中心にレースの安全を常に考え最前線で戦ってくれるKSLオフィシャルクラブのみんな!
ご協賛各社の皆様!
そして熱い感動や驚きをくれるライダーに皆さま!
レースの発展やすべてのライダーを支える気持ちで尽力、ご協賛を下さった松本社長!
本当にお疲れ様! そしてありがとうございましたm(_ _)m
最後に瑛人! 初優勝おめでとう!!
では、灼熱の第2戦で(^^)/

小さなバイクに大きなハート
近畿スポーツランド 田中康彦 和田昌文 藤村英和
写真 大西としや